次世代へと引き継ぐ「美味しい」日本の魚文化
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    のいただきます。
 

媛スマの椀

刺身用の媛スマを数回に分けて揚げることで火入れをグラデーションにし数種類の食感とうま味を引き出した料理です。しっかりした脂をあっさりとした汁ものに仕上げてさっぱりとお召し上がり頂きます。

- 材料・分量(4人分) -

  1. 媛スマ 半身
  2. 塩(マリネ用) 適量
  3. 穀物酢(マリネ用) 適量
  4. 濃い口しょうゆ(マリネ用) 適量
  5. 薄力粉(ベニエ生地) 100g
  6. ドライイースト(ベニエ生地) 10g
  7. 塩(ベニエ生地) 1g
  8. ビール(ベニエ生地) 200ml
  9. 原木椎茸 4枚
  10. 鶏がら(出汁用) 100g
  11. 鯛の骨(出汁用) 100g
  12. 根昆布(出汁用) 1個
  13. レモンタイム 1本
  14. ナスタチューム葉 1枚
  15. 増粘剤 微量
  16. 強力粉(打ち粉) 少量

- レシピの作り方 -

  1. 出汁をとる
    鶏ガラ、魚の骨を別々の鍋で沸騰しない温度で半日ほどかけて風味をとる
    取った出汁の脂も除去したのちに合わせて400mlくらいを鍋に昆布と一緒に入れる
    数時間そのまま昆布をつけておき昆布がしっかり柔らかく広がったら弱火にかけて半量くらいになるまで煮詰める
    昆布のミネラルが塩分として感じるくらいになったら火を止めレモンタイムと原木椎茸を鍋に入れて香りを引き出す
    この時増粘剤も入れておく
  2. スマをマリネする
    スマを半身におろし、骨を抜、身が隠れるくらいしっかり塩をかける
    1時間経ったら洗い流し水気をしっかりとる
    身がしっかり浸かるくらいの酢に付け15分経ったら酢を捨て醤油に15分漬ける
    15分経ったら醤油を捨てスマをペーパーで巻き水分をしっかり取っておく
  3. ベニエの生地を合わせて1時間ほど常温で発酵させておく
    揚げ油をしっかり熱しておく
    油が190度くらいになったらスマに打ち粉をしベニエ生地をくぐらせ10秒ほど揚げる(ベニエ生地が固まったらOK)
    すぐに取り出し網の上に乗せ涼しい場所で休ませる
    1時間以上待ち完全に冷えたら再度190度ほどの油に入れてベニエの衣がほんの少し色ついたらすぐに網に上げ涼しい場所でしっかり休ませる
    提供時に最後の揚げを行う(計3回)
  4. 少量の増粘剤でうっすらとろみがついた出汁を温めると同時にスマを最後の揚げ調理する
    スマの厚みや脂の温度で揚げ時間は変わるが揚げ過ぎない事
  5. 器に原木椎茸を盛り、レモンタイム入りの出汁をかけ、揚がったスマをグラデーションが綺麗に見える断面を意識して切り盛り付ける
    最後にナスタチュームの葉を添えて完成

- 水産物情報 -

魚種名スマ

産 地愛媛県

1ercru (プルミエクリュ)

深田 伸治さん

長崎県長崎市鍛冶屋町6-28 1F
TEL.095-829-1061
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