次世代へと引き継ぐ「美味しい」日本の魚文化
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    のいただきます。
 

とらふぐのくず仕立て

とらふぐを大根おろしのくずあんで仕上げました。簡単につくれて、体が温まる一品です。葛は本葛が手に入ればその方がおいしく、身体にもさまざまなよい効果があると伝承されています。合わせる野菜はなんでもいいのですが、ふぐの風味を消さない白菜やかぶなど、白っぽい素材がおすすめです。

- 材料・分量(3〜4人分) -

  1. とらふぐ(みがき) 1尾
  2. 昆布 10㎝
  3. 1L
  4. 大根 150g
  5. 里芋 200g
  6. 春菊 30g
  7. 大根おろし 80g
  8. くず粉 30g
  9. 小さじ1/2
  10. 薄口醬油 大さじ1
  11. 柚子の皮など好みの薬味 適量
  12. ※野菜はほかに、白菜やかぶなどの白っぽい野菜がおすすめ

- レシピの作り方 -

  1. 昆布は水に浸しておく
  2. ふぐは、背骨と身をわけ、二口程度の大きさに切る
    大根は1cm程度の輪切り、里芋は皮を剥いて塩で揉んで洗う
    春菊は1枚ずつ分けて、大きければ食べやすく切る
  3. ①の昆布と水を火にかけ、昆布に気泡がついたらとりだし、②の大根と里芋を加えて煮る
  4. 野菜が8割方柔らかくなれば、ふぐを入れて1〜2分煮る
    サッと火を通しかたくなる前にふぐをとりだす
  5. ④の鍋を再び火にかけ、沸騰しそうになったら大根おろしを入れ、再び沸いたら同量の水で溶いたくず粉を入れる
    弱火でかき混ぜながら、塩、薄口醤油を加えて4〜5分煮る
    最後に春菊を加えて火を止める
  6. 1人分の器に野菜、ふぐを彩りよく盛り、⑤のおろし葛をかけて、柚子の皮をのせる

- 水産物情報 -

魚種名トラフグ

産 地長崎県

料理家

奥津典子さん

2003年、夫・爾とともに、東京吉祥寺にて<Organic Base>を開業。<台所の学校>主宰。長崎県に移住後、2019年「オーガニック直売所タネト」を夫婦で開店。在来種や規格外の地元素材、地魚などを使ったランチを担当。一男二女の母。著書「奥津典子の台所の学校」ほか。