次世代へと引き継ぐ「美味しい」日本の魚文化
  • 0
  • 次世代へと引き継ぐ「美味しい」日本の魚食文化
    のいただきます。
 

アカムツとたっぷり野菜のベトナム風姿蒸し

脂がのったアカムツをたっぷりの季節野菜と酒蒸しにした、ベトナムの家庭料理です。ヌックマム(魚醤)がだしのような旨味となり、アカムツのあっさりした風味を引き立てます。甘塩っぱい味つけは、白いご飯と相性抜群。アカムツのエキスがにじみ出た蒸し汁まで、是非ご飯にかけて食べてみてください。

- 材料・分量(2人分) -

  1. アカムツ 1尾(200g)
  2. 白菜 100g
  3. しいたけ 中2枚
  4. 赤ピーマン 1/2個
  5. しょうが 1かけ
  6. 青ねぎ(九条ねぎなど) 3本
  7. 香菜 2~3本
  8. ヌックマム 小さじ1/2
  9. 黒こしょう 適量
  10.  
  11. 《ソース》
  12.  
  13. 1/4カップ
  14. 1/4カップ
  15. ヌックマム 大さじ1
  16. オイスターソース 小さじ1
  17. 砂糖 小さじ2
  18. ごま油 小さじ1

- レシピの作り方 -

  1. アカムツはうろこと内臓をとって水洗いし、水気をふく。皮目に数本の切り込みを入れ、
    ヌックマムをまぶして15分ほどおき、出てきた水気をキッチンペーパーでよくふきとる
  2. 白菜は一口大に切る。しいたけは石づきを落として薄切りにする。赤ピーマンは種をとりのぞいて細切りにする
    しょうがは千切りにする。青ねぎは根元の白い部分を5cm切り離し、包丁の先で細く裂いて白髪ねぎにして水にさらす
    残っている青ねぎの葉は3cm幅に切る。香菜はざく切りにする
  3. ソースの材料を混ぜ合わせておく
  4. 少し深めの耐熱皿に白菜を敷いてアカムツをのせ、蒸気の上がった蒸し器に入れ、
    アカムツに火が通るまで中火で10分ほど蒸す
  5. 4に3のソースをまわしかけ、しいたけ、赤ピーマン、しょうが、青細ねぎの葉をまわりにのせ、
    さらに3~4分蒸して火を通す
  6. 皿ごととり出し、仕上げに水気をきった青細ねぎの根元、香菜、黒こしょうをちらす

- 水産物情報 -

魚種名アカムツ

産 地愛知県

料理家

高谷亜由さん

京都でベトナム&タイ料理教室「Nam Bo(ナンボー)」主宰。現地で出会った料理を日本でも作りやすく教えるかたわら、レシピだけでない食文化の楽しさをイベントやメディアを通して伝えている。私生活では酒のつまみも得意。著書に『ベトナムのごはんとおかず』(アノニマ・スタジオ)など。