次世代へと引き継ぐ「美味しい」日本の魚文化
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    のいただきます。
 

ひらめとあやめかぶ、柑橘の押し寿司

淡泊なひらめを昆布じめにして甘酢漬けのかぶ、旬の柑橘と合わせた押し寿司です。ひらめは薄く切り塩少々ふり、3時間ほど昆布じめするだけでうま味たっぷり。かぶはやや甘めの千枚漬けの様に漬け込みます。酢飯は甘味をぐっと抑え、柑橘を加えてさっぱりとしたこくのあるお寿司に。

- 材料・分量(4人分) -

  1. ひらめ 200g
  2. いりごま(白) 大さじ3
  3. 1・1/2合
  4. すし酢 米酢 大さじ3
  5. もち米 1/2合
  6. 小さじ1
  7. 昆布 2枚(10㎝×15㎝)
  8. 砂糖 大さじ1
  9. あやめかぶ(大) 1個 150g
  10. 文旦またはグレープフルーツなど(むいたもの) 1個分
  11. 酢・レモン汁 各大さじ1
  12. 酢・塩 少々
  13. 砂糖 大さじ1
  14. 三つ葉 1/2束

- レシピの作り方 -

  1. ひらめは皮をひき、薄くそぎ切りにし、さっと酢水で拭いた昆布のはさんで3時間おく
  2. 米は合わせて洗って30分ほど浸水し、水気をきって酢飯の加減で固めに炊き炊けたら飯台に開けて、合わせたすし酢を回しかける
    一呼吸おいてさっと切るように混ぜ、粗熱が取れたらごまと5㎜幅に切って三つ葉を加えて混ぜる
  3. 文旦またはグレープフルーツは皮と薄皮をむいて一口大にほぐす
  4. かぶは皮をむいて薄切りにし塩少々をふり、水気を絞り、砂糖、レモンと酢を合わせた中に10分ほどおき、
    しんなりしたら軽くレモン酢を絞っておく
  5. 押し寿司の型にラップをしいて、上に1/4量の酢飯をのせ、その上に半量の③、さらに1/4量の酢飯をのせる
    ぎゅっとおさえながら形をつくり上にまんべんなく、かぶをのせ、①のひらめをのせてぎゅっと型をおして食べやすく一口大に切る

- 水産物情報 -

魚種名ヒラメ

産 地香川県

料理家

堤人美さん

京都生まれ。料理の仕事についたのは友人と食堂を始めたことがきっかけ。テレビ、CM などのフードコーディネーターのかたわら料理研究家のアシスタントを長く務め、独立。 近著は『ザ・野菜ライス』(グラフィック社刊)『きちんと祝いたい 新しいおせちとごちそう料理』(朝日新聞出版刊)